売却
空き家を相続された場合、選択肢は「売る」か「貸す」か
「そのまま持っておく(=放置)」の3つです。
更に「そのまま持っておく」の場合は、「望んで放置」しているケースと、
「望まぬ放置」せざるを得ないケースに分かれます。
ここでは相続した空き家を売る=売却をする場合の流れと
メリットデメリットについて説明します。
![売却の流れ](images/catch_flow-sale.png)
まずは不動産業者さんに価格査定を依頼!
売却をするかを検討するために、
いくらになるのかという相場を把握しないと、
ご自身に合った判断が出来ないはずです。
また、査定を依頼する上で、
少しでも高い評価をして欲しいという気持ちは
分かりますが、あなたが理解しておくべきは、
空き家の価格は、相場で決まるということです。
相場というのは需要と供給の関係で決まり、
欲しい人が多いような物件であれば高くなりますし
欲しい人が少ないような物件であれば
安くなってしまいます。
正しい相場の額を知るためには、
あなたが今お住いの地域の不動産業者さんではなく、
相続した空き家の地域を把握している、
つまり地場に密着した不動産業者さんを
選ぶようにしましょう!
![売買相場](images/sale2.jpg)
![売却のポイント](images/arrow_blue.png)
1.当たり前に売る方も真剣ですが、買う方も真剣です。
近隣相場から大きく外れた金額で売りに出しても、悪い意味での比較物件として扱われますのでご注意を。
2.価格査定の依頼はあなたが相続された、長崎の空き家近く、地場の不動産業者さんに依頼すべし。
3.一括査定のサイトは連絡が煩雑になりますのでお勧めしませんが、3社程度は査定依頼を出しましょう。
査定価格の確認と、販売計画の提案を受ける!
上に書いた通り、空き家の価格は相場で決まりますので
複数の会社に査定の依頼をしても、基本的には
同じ程度の金額で提示されるはずです。
注意すべきは、あなたから売却の依頼を受けたいがために
相場を大きく超える金額で査定価格を提示する
不動産業者さんが実際に存在します。
三社程度査定依頼をして
一社大きく高い金額提示をする場合
査定額の根拠を確認すべきです。
また、同程度の査定金額を提示される中で依頼をすべきは
・対応の速さ
・販売方法の提案内容
・担当者さんとの相性
などを確認し、選ぶようしましょう。
![査定確認](images/sale3.jpg)
![売却のポイント](images/arrow_blue.png)
1.他社さんと比べて高値での査定評価を出す会社が居たら喜ぶ前に要注意! 価格について根拠を確認しましょう。
2.あなたから見て同じ不動産業者さんに見えても、実は業者さんによって得意不得意(売却メインや、賃貸メイン等)があります。 売却方法の提案、チラシをうってくれるのか、ネット媒体にはどこまで出してくれるのかを確認しつつ、担当者さんの話し方での相性なんかも大切なポイントです。
3.査定額は比較的高くても、残置物の撤去等が他社さんより高くなる場合もありますので、全体の手残りも確認するようにしましょう。
売却スタート
査定価格を把握され、販売の依頼をする
不動産業者さんを選んだら、後はお任せです!
定期的な販売活動報告を受けながら
売れるのを待ちましょう。
もしも売れない場合は、問い合わせが無いのか、
現地案内はしているのに申し込みが入らないのか
等々を担当者さんと打合せしながら進めて行きましょう。
空き家の売却依頼の契約は基本的に
3か月ごとの更新が必要です。
3か月で売れず、更に売却についての提案が納得いかなければ再度別の不動産業者さんと比較するのも良!
![売却のメリットデメリット](images/catch_goodbad-sale.png)
メリット
- 〇資金化出来る
- 〇維持管理費が要らなくなる
- ◎長崎の空き家が一件減る!
デメリット
- ×再度利用したくなっても、出来ない