賃貸
空き家を相続された場合、選択肢は「売る」か「貸す」か
「そのまま持っておく(=放置)」の3つです。
更に「そのまま持っておく」の場合は、「望んで放置」しているケースと、
「望まぬ放置」せざるを得ないケースに分かれます。
ここでは相続した空き家を貸す=賃貸にする場合の流れと
メリットデメリットについて説明します。
まずは不動産業者さんに価格査定を依頼!
売却と同じような流れになりますが、賃貸にしようにも、
いくらになるのかという相場を把握しないと、ご自身に合った判断が出来ないはずです。
また、査定を依頼する上で、
少しでも高い評価をして欲しいという気持ちは
分かりますが、あなたが理解しておくべきは、
貸せる価格は、相場で決まるということです。
相場というのは需要と供給の関係で決まり、
人気のエリアや築浅の物件であれば高くなりますし
不人気のエリアや手入れがなされていない物件であれば
安くなってしまいます。
正しい相場の額を知るためには、
あなたが今お住いの地域の不動産業者さんではなく、
相続した空き家の地域を把握している、
つまり地場に密着した不動産業者さんを
選ぶようにしましょう!
賃貸にする場合、入居者の募集から、家賃の回収、トラブル発生時の対応踏まえ、不動産業者さんに依頼することがほとんどのはずです。
基本的には、あなたが相続された空き家近くで、緊急時にも即対応してくれる業者さんに査定依頼をしましょう。
査定価格の確認と、賃貸管理の説明を受ける!
いくらで貸せそうかという査定の説明に合わせ
空き家のリフォームが提案されるはずです。
リフォームの提案内容と、いくらで貸せるのか
という点を踏まえつつ、賃貸の管理を依頼した場合の
対応内容を確認しましょう。
長崎にて賃貸物件の管理を不動産業者さんに
委託する場合一般的に月額家賃の5%(税別)
というのが、管理手数料の相場です。
例えば月額6万円で貸せたとしたらば
管理料として3千円(税別)かかるということです。
管理の内容は、入居者さんの募集、賃貸の契約の締結、
月額家賃の回収、トラブルの初期対応程度は含まれて
いることが一般的で、管理手数料が5%を超える場合、
超えない場合も、どのような管理サービスを
提供してくれるかで、選定しましょう。
高く貸せるという査定額の比較も大切ですが、管理の依頼をすることで、長いお付き合いをする可能性が高まります。
査定額だけを見らず、ご自身が必要としているサービスを提供してくれるかをきちんと見極めましょう。
賃貸スタート
どのようなリフォームを実施するのか等は
自身で決める必要がありますが、後はお任せです!
決めてしまえば基本的に不動産業者さんが動いてくれます。
お任せしつつも、入居が決まらない場合は
定期的に連絡を入れて、どうすれば良いのか
相談をしつつ進められて下さい。
賃貸は入居のシーズンがあります。
3月前後と、9月前後。
そのシーズンに合わせて募集を開始できるよう、逆算して行動しましょう。
メリット
- 〇継続的な収入が入る
- 〇所有したままなので、将来活用が可能
- ◎長崎の空き家が一件減る!
デメリット
- ×初期費用(リフォーム等)の費用がそれなりに必要
- ×将来使いたいタイミングで、入居者さんが出てくれるとは限らない
- ×維持管理費がかかる